【小規模事業者持続化補助金 完全ガイド】申請の注意点から活用事例を徹底解説

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相談者
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事業をもっと発展させたいけど、資金が足りない…

小規模事業者にとって、資金調達は大きな課題です。設備投資や販路拡大、新たなサービスの開発など、事業を成長させるためにはどうしても資金が必要になります。

そんな小規模事業者を支援するために存在するのが「小規模事業者持続化補助金」です。

本記事では、小規模事業者持続化補助金の申請方法や注意点、活用事例、さらに不採択になった場合の対処法まで、徹底的に解説します。

事業計画書の書き方、補助対象経費、よくある質問など、申請前に知っておきたい情報が満載です。

補助金を活用して事業を成功に導きたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

コンサレッジ株式会社 代表取締役

監修者:太田 耕一郎
コンサレッジ株式会社 代表取締役社長
支援実績423社(2024年11月時点)に対して、融資実行率93.8%、企業生存率98%を誇る、起業コンサルタント。さまざまな角度から起業を志す人に最適な融資計画やコンサルティングに強みを持つ。

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※本コラムでご紹介する内容は専門家および創業融資の窓口®(コンサレッジ株式会社)の監修によるもので、一般的な創業融資を受けるための方法です。

小規模事業者持続化補助金とは

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

小規模事業者持続化補助金は、商業・サービス業(宿泊・娯楽業も含む)や製造業その他で従業員数20人以下の小規模事業者を対象としています。

小規模事業者持続化補助金とは、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取り組みや業務効率化の取り組みを支援するために要する経費を補助する制度です。

対象者は以下となります。

業種人数
商業・サービス業(宿泊・娯楽業除く)常時使用する従業員の数 5人以下
サービス業のうち宿泊業・娯楽業常時使用する従業員の数 20人以下
製造業その他
【参考】小規模事業者持続化補助金

以下、小規模事業者持続化補助金(一般型)の内容をご紹介いたします。

類型通常枠賃金引上げ枠卒業枠後継者支援枠創業枠
補助率2/32/3
※赤字事業者については3/4
2/3
補助上限50万円200万円
インボイス特例50万円
【参考】小規模事業者持続化補助金

※インボイス特例の要件を満たしている場合は、上記補助上限額に50万円を上乗せ

小規模事業者持続化補助金の申請から実施までの流れ

小規模事業者持続化補助金の申請は、他の補助金と同じように経営計画書・事業計画書の策定、制作から始まります。

小規模事業者持続化補助金の申請から実施までの流れ
  1. 経営計画書・補助事業計画書の作成(申請手続き)
  2. 管轄の商工会へ「事業支援計画書」の交付依頼(申請手続き)
  3. 事務局へ申請書類を送付(申請手続き)
  4. 審査および採択・不採択の決定(申請手続き)
  5. 採択・交付決定
  6. 補助事業実施(実績報告手続き)
  7. 実績報告書の提出(実績報告手続き)
  8. 報告書等の確認、補助金額の確定(実績報告手続き)
  9. 補助金の請求
  10. 補助金の交付
  11. 事業効果および賃金引き上げ等状況報告書の提出

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申請前に知っておきたい事業計画書と補助対象経費について

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

小規模事業者持続化補助金は、事業継続の強い味方となる制度ですが、申請前に知っておくべき注意点がいくつかあります。

せっかくの機会を逃さないためにも、よくある落とし穴と回避策をしっかりと理解しておきましょう。

事業計画書の書き方

事業計画書は、補助金の採択を左右する重要な書類です。

曖昧な表現や不正確な記述は、不採択につながる可能性があります。

以下の点を注意して作成しましょう。

ポイント注意点回避策
具体的な目標設定売上目標や従業員数増加など
具体的な数値目標を設定せずに曖昧な表現で終わってしまう
具体的な数値目標を設定し、その目標達成のための具体的な計画を記述する
(例「売上を前年比120%に増加させる」など)
実現可能性実現可能性の低い計画を提示してしまう市場調査や競合分析を行い、計画の実現可能性を裏付けるデータを示す
補助金の使途補助金の使途が不明確である
または補助対象外経費が含まれている
補助金の使途を具体的に記述
補助対象経費と補助対象外経費を明確に区別する
(経済産業省のホームページで確認)
論理性と整合性計画の論理性や整合性が欠けている計画全体を通して論理的な流れを意識し、各項目間の整合性を確認する

事業計画書の作成には、専門家のアドバイスを受けることも有効です。

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補助対象経費と活用事例

補助金は、全ての経費が対象になるわけではありません。

申請前に、補助対象経費と補助対象外経費を明確に理解しておくことが重要です。

補助対象外経費を使用してしまうと、不採択や補助金の返還を求められる可能性があります。

補助対象経費科目活用事例
機械装置等費補助事業の遂行に必要な製造装置の購入等
広報費新サービスを紹介するチラシ作成・配布、看板の設置等
ウェブサイト関連費ウェブサイトやECサイト等の開発、構築、更新、改修、運用に係る経費
展示会等出展費展示会・商談会の出展料等
旅費販路開拓(展示会等の会場との往復を含む)等を行うための旅費
開発費新商品の試作品開発等に伴う経費
資料購入費補助事業に関連する資料・図書等
雑役務費補助事業のために臨時的に雇用したアルバイト・派遣社員費用
借料機器・設備のリース・レンタル料(所有権移転を伴わないもの)
設備処分費
設備処分費新サービスを行うためのスペース確保を目的とした設備処分等
委託・外注費店舗改装など自社では実施困難な業務を第三者に依頼(契約必須)

不採択になった場合の対処法!再申請のポイント

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

小規模事業者持続化補助金に不採択となってしまっても諦める必要はありません。

不採択の理由を分析し、事業計画書を修正することで、再申請で採択される可能性を高めることができます。

不採択理由の分析方法

まず、不採択の通知をよく読み、不採択理由を特定することが重要です。

多くの場合、具体的な理由は明示されませんが、通知文から推測したり、申請窓口に問い合わせて確認したりすることで、原因を特定できる場合があります。

よくある不採択理由として、以下の点が挙げられます。

不採択理由改善策
事業計画書の不備(記載内容が不明確、計画の妥当性がないなど)事業計画書の内容を具体的に記述し、実現可能性を裏付けるデータや根拠を示す。
専門家に相談して見直しを行う。
補助対象経費の誤認補助金交付要綱を丁寧に確認し、補助対象経費と対象外経費を明確に区別する。
必要書類の不足または不備申請に必要な書類を全て揃え、記載内容に誤りがないか確認する。
提出期限にも注意する。
事業計画が補助金の目的に合致していない補助金の目的を理解し、事業計画がその目的に沿っているか確認する。
必要に応じて事業計画の内容を修正する。
申請書類の様式が規定に沿っていない申請書類の様式を必ず確認し、規定に沿って作成する。

不採択理由を分析する際には、客観的な視点を持つことが重要です。

自分自身で分析するのが難しい場合は、専門家に相談してみてみましょう。

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事業計画書の修正ポイント

不採択理由を分析したら、事業計画書を修正します。単に修正するだけでなく、より具体的に、実現可能性の高い計画にする必要があります。

以下の点を重点的に見直しましょう。

事業計画書の修正ポイント
  • 目標設定の明確化:数値目標を具体的に設定し、その達成方法を明確に記述する。
  • 根拠の提示:目標達成のための根拠となるデータや市場調査結果などを提示する。
  • 実現可能性の検証:計画の実現可能性を検証し、リスクとその対策を明確に記述する。
  • 財務計画の精緻化:収支計画を詳細に作成し、補助金の効果を明確に示す。
  • 補助金の使途の明確化:補助金をどのように使用するのかを具体的に記述する。

修正した事業計画書は、第三者にチェックしてもらうことで、より客観的な視点から改善点を発見することができます。

専門家への相談も有効です。

再申請の手続き

事業計画書を修正したら、再申請の手続きを行います。

再申請の際には、前回の申請で不採択になった理由を踏まえ、改善点を明確に示すことが重要です。

また、申請期限に余裕を持って手続きを進めましょう。

必要書類を全て揃え、提出期限までに提出することが不可欠です。

再申請の際には、前回の申請内容との違いを明確に示すことが重要です。

修正点を箇条書きにしてまとめたり、修正箇所に色を付けたりすることで、審査担当者にとって分かりやすくなります。

不採択は必ずしも事業の失敗を意味するものではありません。

不採択を糧に、事業計画をブラッシュアップし、再挑戦することで、事業の成功に繋げることが可能です。

諦めずに、再申請に向けて努力しましょう。

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その他に活用できる補助金・助成金まとめ

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

小規模事業者持続化補助金は事業継続に役立つ制度ですが、他にも様々な補助金・助成金が存在します。

本記事では、小規模事業者持続化補助金以外にも活用できる補助金・助成金を、業種、地域、目的別にまとめてご紹介します。

最適な支援策を見つけることで、事業の更なる発展に繋げましょう。

業種別おすすめ補助金・助成金

事業の種類によって、利用できる補助金・助成金は異なります。以下は、いくつかの業種における代表的な支援策です。

詳細は各都道府県のホームページ等で確認してください。

業種補助金・助成金例概要
飲食業飲食店経営革新事業化支援事業
観光庁による各種支援策
IT導入支援、省人化設備導入支援など、飲食店の
経営改善を目的とした補助金・助成金。
小売業地域経済活性化事業
中小企業デジタル化支援事業
ECサイト構築支援、デジタルマーケティング支援など、
小売業のデジタル化を促進する補助金・助成金。
サービス業 サービス業生産性向上促進事業
地域課題解決型ビジネス創出支援事業
業務効率化、新規事業開発など、サービス業の
生産性向上を支援する補助金・助成金。
製造業ものづくり補助金
中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス
革新事業
設備投資、技術開発など、製造業の競争力強化を
支援する補助金・助成金。

目的別おすすめ補助金・助成金

補助金・助成金の目的は多岐に渡ります。 事業の具体的な目標に合わせて、最適な支援策を選びましょう。

目的補助金・助成金例概要
設備投資 ものづくり補助金
中小企業デジタル化支援事業
機械設備、IT機器等の導入費用を補助する制度。
人材育成雇用創出促進事業
若者雇用促進事業
従業員の研修費用、新規採用費用などを補助する制度。
販路開拓地域経済活性化事業
海外展開支援事業
新たな顧客獲得、新たな市場開拓のための費用を補助する制度。
IT導入中小企業デジタル化支援事業
IT導入補助金
業務効率化、顧客満足度向上のためのITツール導入費用を補助する制度。

それぞれの補助金・助成金には詳細な条件があります。申請前に必ず詳細な内容をご確認ください。

補助金・助成金は、事業の成長を加速させる強力な武器となります。積極的に情報を収集し、活用することで、事業の更なる発展に繋げましょう。

不明な点があれば、ぜひ創業融資の窓口®にご相談ください。

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小規模事業者持続化補助金の活用事例

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

小規模事業者持続化補助金は、事業の成長を後押しする強力なツールです。

しかし、単に補助金を受け取るだけでは、真の成功には繋がりません。効果的に活用し、事業計画に基づいた投資を行うことで、持続的な成長を実現できるのです。

小規模事業者持続化補助金を活用して成功を収めた事例を、業種別に紹介します。

飲食店

補助金活用内容成果
厨房設備の更新(最新オーブン導入)
店内改装(テーブル席拡大、バリアフリー化)
ホームページ制作
オンライン予約システム導入
客単価の向上
顧客満足度の向上
集客数の増加
予約管理の効率化
従業員の作業効率向上

多くの飲食店では、厨房設備の更新や店内改装、販促活動などに補助金が活用されています。

最新設備の導入による作業効率の向上や、魅力的な空間づくりによる顧客満足度の向上、そして効果的な販促活動による集客増加などが期待できます。

バリアフリー化による顧客層拡大も大きな成果のひとつといえます。

小売店

補助金活用内容成果
ECサイト構築
商品撮影
オンライン広告出稿
新商品開発(地域産品を使ったジャム)
販売エリアの拡大
新規顧客獲得
売上増加
ブランドイメージの向上

小売店では、ECサイト構築によるオンライン販売への進出や、新商品開発、販促活動などが補助金の活用事例として挙げられます。

ECサイト構築は、地域に限定されていた販売エリアを拡大し、新規顧客を獲得する上で非常に効果的です。また、商品撮影やオンライン広告出稿は、商品のアピール力を高め、売上増加に貢献します。

サービス業

補助金活用内容成果
業務効率化ツール導入
社員研修(最新技術習得)
新規サービス開発(AIを活用した顧客分析システム)
業務効率の向上
人材育成
競争力の強化
収益増加

サービス業では、業務効率化ツールの導入、人材育成、新規サービス開発などが補助金の活用事例として挙げられます。 業務効率化ツール導入による生産性向上は、コスト削減と利益増加に直結します。

また、社員研修によるスキルアップは、顧客満足度向上や競争力強化に繋がります。新規サービス開発は、新たな収益源の創出や事業拡大の機会を生み出します。

補助金の活用方法は、それぞれの事業の特性や目標によって異なります。

事業計画をしっかりと立て、補助金を効果的に活用することで、事業の成功に繋げることが重要です。成功事例集なども参考に、自社の状況に最適な活用方法を検討しましょう。

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小規模事業者持続化補助金に関するよくある質問

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

小規模事業者持続化補助金に関するよくある質問をまとめました。
疑問点があれば、ぜひ参考にしてください。

Q
小規模事業者持続化補助金の申請資格について、教えてほしいです。
A

小規模事業者持続化補助金の申請資格は、以下の要件を満たす事業者です。

要件詳細
小規模事業者であること具体的には、常時使用する従業員数が20人未満の法人または個人事業主です。
ただし、資本金、出資金が5億円以上の法人に100%株式を保有されていないこと、確定済み(申告済み)直近3年分、もしくは事業年度分の課税所得が年平均額15億円未満であることも必要
特定の業種に該当しないこと公序良俗に反する事業、風俗営業等の規制に関する法律に規定する営業、ギャンブル関連事業などは対象外です。詳細は公募要領をご確認ください
経営計画書を提出できること補助金の交付を受けるためには、具体的な事業計画を提出する必要があります
その他要件過去に不正受給等の問題がないことなど、その他要件があります。詳細は公募要領をご確認ください。
Q
小規模事業者持続化補助金の申請方法について、教えてください。
A

申請方法は、主に電子申請が推奨されています。

電子申請を行うには、GビズIDプライムアカウントの取得が必須です。申請に必要な書類は、「経営計画書兼補助事業計画書」、「補助事業計画書」などです。

これらの書類の作成には、専門家のサポートを受けることも検討できます。

申請手順は以下の通りです。

小規模事業者持続化補助金の申請手順について
  1. GビズIDプライムアカウントの申請・取得
  2. 経営計画書兼補助事業計画書、補助事業計画書の作成
  3. 必要書類の提出(電子申請または郵送)
  4. 審査
  5. 採択・不採択通知
Q
小規模事業者持続補助金の使い道について、教えてください。
A

小規模事業者持続化補助金は、販路開拓や生産性向上のための経費に充てることができます。

具体的には、以下の様な経費が補助対象となります。

小規模事業者持続化補助金の使い道について
  • ホームページ作成費用
  • 広告宣伝費用
  • 設備投資費用
  • 人材育成費用
  • IT導入費用
  • コンサルティング費用

ただし、補助対象経費と補助対象外経費があります。補助金の使用目的が、事業の持続的な発展に繋がるものであることを明確にしましょう。

Q
不採択になった場合、どうすればいいですか?
A

不採択になった場合は、まず不採択理由を丁寧に確認しましょう。

理由を分析し、事業計画書の修正点などを洗い出します。

例えば、事業計画の具体的な数値目標が不足していた、実現可能性が低いと判断された、など、様々な理由が考えられます。

改善点を明確にした上で、再申請を検討しましょう。

再申請時には、修正した事業計画書と、不採択理由に対する改善策を明確に示すことが重要です。

再申請の手続きについても、公募要領を確認してください。諦めずに、改善策を講じた上で再チャレンジすることをお勧めします。

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コンサレッジ株式会社の創業融資サポート

コンサレッジ株式会社 代表取締役
編集長 太田

創業融資の窓口®を運営する、コンサレッジ株式会社は金融機関や融資申請サポート機関から断られた方も含めて、多くの経営者に創業融資を実現してきました。

コンサレッジ株式会社は融資実行率93.8%企業生存率98.0%を誇る、創業融資支援サポート専門の会社です。

支援実績423社(2024年11月時点)のコンサレッジ独自のノウハウ
  • 他社見積もりより3倍資金調達実績
  • 他社では教えてくれない裏情報
  • 日本全国47箇所の銀行とのパイプ
  • 3,000種類の助成金・補助金・給付金に対応可能

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